ホーム > 高歌哄笑 > 平成十九年3月号「『テラコンソーシアム』で大化けだ~!」

高歌哄笑-古賀武夫エッセー-


平成十九年3月号「『テラコンソーシアム』で大化けだ~!」

早、弥生、あっという間に学年の終わりを迎えようとしています。皆様、お達者でしょうか。

また、三月は、進学、就職、異動の季節、皆さん好きなことはできていますか。私もこれまでの半生を振り返ってみますと、あれをやりたかった、これもやりたかった、と人生の時間の短さを感じるこのごろでもあります。皆さんには、ぜひ、好きなこと、やりたいことを思う存分やって頂きたいと希望します。

さて、「古賀英語道場・和道流空手柔術拳法古賀道場」も新年度は大きく変化する時に来た様です。それは、『テラコンソーシアム』(地球市民連合体)が出現するということです!

ご存知のように、私たちの道場は、昭和五十一(1983)年に、「地球市民の会」に発展的解消し、現在、フランス関係事業は、地球市民の会の中の「佐賀日仏協会」が担当しています。(佐賀EU協会や佐賀ユネスコ協会、佐賀県協力隊を育てる会も、地球市民の会から生まれたものです。)

以来、二十四年間、創立の張本人である私の中では、道場と地球市民の会という二つの団体を分けてしまったことで、いいこともありましたし、また、身を引き裂かれるような思いをした事もありました。

と、言いますのも、英語道場に来る方は、英語を習いに来ると思って来られる。空手道場に来られる方の中には、空手を、地球市民の会に集まられる方は、国際協力や交流をしに来ると思ってこられる方も多かったからです。それはそれで良かったのです。

しかし、私はいつも説明もしていましたし、私の中ではいつもそうであった様に、これらの団体の目的は同じもので、入り口が違っているだけなのです。

阪神大震災の起こった平成七(1995)年には、映画『人間の翼』が完成、三年前からは、この二つの団体に『夢の学校』の「土ようタマテ箱」と「月~金タマテ箱」も加わりました。そして、去年は、その映画で使った、主人公石丸進一の「零戦復元」が、皆様のご協力のおかげを持ちまして成就致しました。

人間の翼も夢の学校も、同じ目的で作った別の入り口です。その目的というのは、端的に言えば、『世界の平和と親善、地域社会の向上発展』ということです。世界のみんなが笑顔で、幸せに安心して生きていられる世界を作っていくことです。

そこで、同じ親から生まれた子どもが二十四年ぶりに、ゆるやかに再集合しようということで、無い智恵を絞って考え出したのが、『テラコンソーシアム』の結成なのです。

来年度から、少し時間をかけながら、テラコンソーシアムが出来上がることにより、現在もそうですが、今以上に、道場という場で鍛えられた生徒、そして保護者の皆さんの体力、智恵、そして心が地球市民の会の国内および海外の現場でさらに協力にいかされることとなり、また、全日制小学校、そして、幼保園、中学校の設立を目指す夢の学校は、それらのすべてを生かして、次代の世界へ大きな役割を果たす多くの若者を輩出することになるでしょう。

皆様のご理解とご尽力を得て、これらすべてが協力し合うことにより、まず、来年度は、ミャンマー他海外事業と道場、佐賀、そして国内での事業の連携を強化し、目からうろこの活動をじっくり、たくさん、急がず早くやって行きたいと考えています。

また、国内初と絶賛されて実施していた「英語ミュージカル」は、今年度は出来ませんでしたが、来年度は、絵本「ヌチヌグスージ」(草場一壽原作「いのちのまつり」)を、ドラゴンボールZの脚本家小山高生先生の脚本、そして、沖縄や他の地域からも多くのプロの方の音楽や踊りの指導を仰ぎながら、佐賀や東京での公募も視野にいれながら、佐賀から発信するミュージカルに仕立てて、実施する方向で企画を進めているところです。

他にも書き出したらキリがないほど、夜も寝ないで昼寝をしながら考えています。とにかく、毎年のことながら、今年は更に大化けしましょう!皆様のご協力を切にお願い申し上げます。

(平成19年3月 古賀武夫)